海外FX会社のXMでよく使われる言葉に、「証拠金」「証拠金維持率」「余剰証拠金」という言葉があります。それぞれどのような意味なのかまとめました!
FXはすべて数値の世界
FXの取引において非常に重要なのは、すべて計算で求めることができるということです。稼いでいるトレーダーはこの計算を素早く行うことができるため、タイムロスが少なくて済みます。その結果、大金を稼ぐことができるのです。
いろいろなことを計算するのですが、今回は基本となる「証拠金」を軸に計算のコツを紹介します。
証拠金とは
証拠金とは、ポジションを保有するため、または維持するために必要なお金になります。ポジションを持つための保証金というか人質ですね。レバレッジが高ければ高いほど、証拠金は少なくなるのが特徴です。
証拠金の計算は次のようにできます。
証拠金 = ロット数(通貨) × 通貨ペアの価格 ÷ レバレッジ
(例)ドル円が100円の時、888倍レバレッジで1万通貨エントリーしたとき
1,126 = 10,000 × 100 ÷ 888
このように計算することができます。この場合だと1,126円の証拠金が必要なのだとわかります。
慣れている通貨ペアだと簡単に計算できるかもしれませんが、慣れていない通貨ペアだと計算に時間がかかりますよね。そういうときに、このページが役に立ちます。XMの証拠金計算ツールです。
証拠金維持率とは
証拠金維持率とは、強制ロスカットを意識するために必要な計算です。その名の通り、今の証拠金がどれだけ強制ロスカットに近いのかを計算すると、証拠金維持率になります。
ちなみにXMの強制ロスカットは証拠金維持率20%に達すると実施されます。
そのため、証拠金維持率は常に計算し、監視するように心がけましょう。
証拠金維持率は次の式で計算できます。
証拠金維持率 = (口座残高 - 証拠金) ÷ 証拠金 × 100%
(例)口座残高10,000円、証拠金1,126円の場合
788 = (10,000 – 1,126) ÷ 1,126 ×100
この場合は証拠金維持率が788%ということが計算できました。強制ロスカットは証拠金維持率が20%を下回ったときなので、かなり余裕があることがわかります。
余剰証拠金とは
余剰証拠金とは、新しくポジションを保有するために、利用可能な金額です。余剰証拠金の量によって、ナンピンできるかどうかも決まってきますので、トレードのやり方によっては非常に重要な数値になります。
余剰証拠金は次のように計算できます。
余剰証拠金 = 口座残高 - 証拠金 + ポジション損益
(例)口座残高10,000円、証拠金1,126円、ポジション損益+1,000円の場合
9,874= 10,000 – 1,126 + 1000
この場合の余剰証拠金は9,874円ということが計算できました。さらにポジションを追加する場合は、この9,874円から証拠金を確保する必要があります。
まとめ
今回はXMで使用されている「証拠金」「証拠金維持率」「余剰証拠金」という言葉について解説しました。それぞれトレードする上で、非常に重要な要素になりますので、一瞬で計算できるようになることが理想です。
計算ができるようになると、新しいポジションを持って大丈夫なのかとか、どこまで耐えられるのかなどを計算することができるようになりますので、FXの戦略の幅が広がります。
他のFX会社では、違う言葉が使われていることが多いですが、考え方は同じなので、FX取引で稼ぎたい方は覚えておくようにしましょう。
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