FX投資において、メンタル大事にされていますか?
投資は3つの大きな柱があります。
・手法
・資金管理
・メンタル
手法や資金管理については、ネットで調べればいくらでもヒットしますが、メンタルについてはどうでしょうか。
今回はメンタルの弱い人・強い人の特徴から鍛え方まで、詳しくまとめました!
メンタルが弱い人の特徴
メンタルが弱いと何事にも過敏に反応してしまいます。
たとえば指標でチャートが激しく動いたとき、成り行きでエントリーしてしまい、損失を出してしまうパターンが多いです。
このような突発的にエントリーしてしまうことを無くすだけでも、FXではかなり有利になります。
まずはメンタルが弱い人の特徴を理解し、自分がそうなっていないか点検をしましょう。
特徴1:自己肯定感が低い
メンタルが弱い人の特徴として、一番に上げられるのは自己肯定感が低いということです。
たとえば、過去にいじめを受けていたり笑われたりしたトラウマを持っていたりする方に非常に多く見られます。
また、過去にそのような経験がなくても、現在の学歴や収入にコンプレックスがあったりすると、自己肯定感が低くなってしまう傾向もあります。
では自己肯定感が低いとどうなってしまうのか、ご紹介します。
・無駄な取引を繰り返してしまう。
・損大利小になってしまう。
このように良いことは無いので、日々自己肯定感を高めえられるように行動していきましょう。
特徴2:緊張しやすく、あがり症
緊張しやすいというのは、その人が大変真面目で失敗を恐れている可能性があります。
自分に自信がないため、期限や目標に対して非常に神経質になってしまい、集中できなくなってしまうパターンが多いです。
また、緊張やプレッシャーの中で失敗してしまうと、本来は達成できる実力があったとしても発揮できず、さらに緊張しやすくなってしまうという悪循環になってしまいます。
自分のルールでエントリーしようとしているのに、緊張してしまって変なタイミングでエントリーしてしまうなど、思い通りのトレードができなくなってしまうので注意しましょう。
特徴3:超ネガティブ思考
被害妄想まではいかないにしても、ネガティブ思考が癖になっている方はメンタルが弱くなっていると言えます。
自分が傷つかない状況を作ることに注力してしまうため、自然に人を避けるようになります。
また、「これ以上は下がらないだろう」だとか、「ここが底なのではないか」など、手法とは全然関係ないタイミングで、チャートを変に予想してしまいます。
逆に超ポジティブ思考も危ないでしょう。
チャートの動きに対して、都合のいいように考えてしまうので、非常に危険です。
ネガティブ思考よりも危ないかもしれません。
チャートを見る時は何事にも期待せず、チャートの動いたという事実のみに注目するといいかもしれません。
特徴4:受動的で、アクションを起こせない
自分から能動的に行動すると、当然反対意見やクレームが出てきます。
その中にはアドバイスや助言も含まれていると思いますが、それさえもストレスに感じることがあります。
FXに限らず、投資においてストレスは非常に大きな敵です。
ストレスがかかっていると情報を積極的に集めることをしなくなり、すべて受け身になってしまいます。
そうなってしまうと他の投資家のカモですので、気をつけてください。
特徴5:押しに弱い
メンタルが弱い人は、自分の意見や考えを押し出して主張することはしない傾向にあります。
ただ誰かに批判されることを過剰に怖がるため、他人の意見い流されてしまいます。
特に他人の意見を否定したり、誘いを断ったりすることが苦手です。
そのため、たとえ自分の予定があったとしても「断ってしまうと批判される」と不安になってしまい、されるがままの状態になってしまいます。
必ず自分がやりたいこと・楽しいことは何かを考えて行動できるようになってください。
そうすれば投資の世界で、何をしなければならないかということが分かるようになってきます。
メンタルが強い人の特徴
今までメンタルが弱い人の特徴を見てきましたが、強い人にはどのような特徴があるのでしょうか。
メンタルが強い人には、感情の浮き沈みがあまりありません。
そのため、ポジティブにもネガティブにもならないのです。
チャートに感情を持ち込むことはなく、「動いた」という事実に基づいて分析ができるため、メンタルが強い人はチャート分析が優れているという傾向があります。
特徴1:気持ちの切り替えが早い
メンタルが強い人は、成功しても失敗しても気持ちの切り替えが非常に速いです。
スイッチのように切り替えられる方もいます。
ポイントは「成功しても失敗しても切り替えられる」という点です。
成功すると気持ちがいいですが、そのメンタルは正常ではありません。
自分を大きく見てしまうので、投資においては大損を被る原因となります。
普段からいい感じに楽観的に考える癖をつけておくようにして、成功しても失敗しても感情の起伏が無いようにしましょう。
また、自分にあった気持ちの切り替える方法を持っておくと、上手に切り替えられます。
たとえばカラオケで大熱唱したり、映画で泣いてみたり。。。
感情を思いっきり出すと気持ちが切り替わりやすいでしょう。
特徴2:自分の意見や感情を周囲に表現できる
周囲に堂々と表現できる方は、真の意味で裏表がありません。
常に自分を表現しているのです。
楽しい時には全力で楽しみ、悲しい時には全力で泣く。自分の感情をオープンにすることに抵抗がなく、思っている事を伝えることができます。
これができるのは並大抵のメンタルではないので、少しずつ慣れていく必要があります。
小さなことでもいいので、感情を言葉にしてみましょう。
そうすることで、周囲に「自分はこう思っているぞ」と知らせることができるので、周囲に気を使いすぎることがなくなるでしょう。
だんだん慣れてくると、悩みも周囲に打ち明けることができるようになりますので、ストレス解消にもつながったり、自分に自信を持つことができるようになります。
投資において、メンタルの安定は非常に大事な要素です。是非自己表現マスターになってください!
特徴3:楽観的思考
いくらメンタルが強くても、落ち込んだり不安に感じることはあります。
しかしそういうときに「自分ならできる!」とか「次はうまくいく!」という自信を持っているのがメンタルが強い人です。
いわゆる自己暗示というものに近いかもしれません。
FX投資においては、自信は大変重要です。
「損切しても次で取り返せる」という自信が、結果的に良い方向へと導いてくれます。
勝率の高い手法を確実に繰り返すことができるようになって、初めて得られる自信かもしれませんね。
負けても次で取り返せることを理解することができたら、メンタルの強いトレーダーになったと言ってよいでしょう。
特徴4:相手の立場で考えることができる
投資では「相手の立場で考える」ということが一番大事かもしれません。
なぜなら、私たち投資家が相手にしているのは、機械や株ではなく人だからです。
チャートは人の思惑で簡単に動きます。
「上がってくれ!」と思っている方が多い場合は下がりますし、「下がってくれ!」と思っている方が多い場合は上がります。
このように相手が今どんなことを考えているのかを考える事が利益を上げる近道なのかもしれません。
特徴5:チャレンジ精神旺盛
メンタルが強い人は自分の限界やできることを知っています。
自分を過大評価したり過小評価することはありません。
自分は今どのレベルまで出来て、何ができないのかを全て把握しています。
そのため、新しいことにチャレンジするときは、「これは自分の限界を超えている」と考え、慎重に動くことが出来ます。
また、限界の範囲内であれば、自分ができることを知っているので自信をもって行動することが出来ます。
投資でも同じです。
新しい手法にチャレンジするときは、非常に慎重になります。
過去チャートで検証したり、デモ口座で検証したりします。
実際に取引するときには、もはや「新しい手法」ではなく、「やりなれた手法」として取引することになります。
メンタルを鍛える方法とは?
上記のようにメンタルが強いことは、投資で勝つことに直結します。
しかし、メンタルは鍛えられるものなのでしょうか。
ここからは、強いメンタルを会得するための方法について解説いたします。
これらは「習慣」として実行する必要があるため、少し長い目で取り組んで行きましょう。
また全てを実行してもいいですが、ひとつのことを集中して続ける方が効果があるので、自分に合った方法を実践してみましょう。
鍛える方法1:筋トレ
筋トレは筋肉を鍛えるトレーニングですが、メンタルの強化にも非常に有効です。
また運動することによって、ストレスを解消することができ、一石二鳥のトレーニングになっています。
鍛える方法は運動をすればよいです。
有酸素運動でも無酸素運動でもOKです。
筋トレの効果が出るのは筋トレ直後です。
そのため、毎日習慣化する必要がありますので、頑張りましょう。
だんだん考え方が楽観的になってきますので、「効果出てるなぁ」と実感するとよりよいと思います。
おすすめはスクワット20回程度を行うことです。
鍛える方法2:瞑想して気持ちを落ち着かせる
瞑想というのは宗教的な「祈り」という意味もありますが、メンタルを鍛える方法として、最近注目されている方法です。
もしかしたら鍛えるというよりは、メンタルを回復するという意味合いの方が強いかもしれません。
瞑想は不安や恐れという気分的に沈んでいるときに実行すると効果的です。
頭の中をカラッポにするため、気分的に沈んでいなくても悩んでいるときやイライラしているときにやってもいいかもしれません。
瞑想のやり方は、ゆっくり深く呼吸を行ってください。
意識するのは「ゆっくり呼吸する事」のみです。
あとは姿勢を正して、全身の力を抜きましょう。
そして目を閉じ、呼吸にのみ集中するのです。
1日5分程度やれば効果がでてきますので、メンタルを回復したいときに取り組んでみましょう。
投資をやっているとメンタルは非常に簡単に崩れます。
たとえば利確した時、損切した時など知らず知らずの間に、気分が高ぶったり沈んだりしています。
そういうときに瞑想を実践してみましょう。
鍛える方法3:小さな目標をコツコツ達成していく
メンタルを鍛えるには、自己肯定感を高める方法が一番効果的です。
その方法がこちらです。
「小さな目標をコツコツ達成していくこと」
目標を達成することで自分に自信を持つことができ、自己肯定感を高めることが出来ます。
例えば、「1日1pipsとる」とか「損切を必ず守る」とか、達成するイメージを持てる目標が良いでしょう。
気をつけてほしいのは、達成できない目標を掲げないことです。
目標を達成できないことで、自己肯定感が低くなり逆効果です。
必ず、簡単ではないけれど、小さな目標を立てるようにしましょう。
鍛える方法4:新しいことにチャレンジする
これはメンタルが安定している方にオススメな方法です。
新しいことを始めるということは、自分が経験したことがない領域で行動するということです。
失敗の成功の経験をたくさん得ることが出来ます。
つまり、メンタルの振れ幅に慣れることが出来るのです。
メンタルは強くすればいいというものではなく、強くしていても必ず沈むときがやってきます。
そういうときに、上手く対処できることがメンタルを保つことにも繋がります。
そのため、新しいことにチャレンジすることは、メンタルコントロールを鍛えることに最適です。
鍛える方法5:めちゃめちゃ大変な環境に属してみる
これはさらにメンタルを鍛えたい、もしくはメンタルおばけの方にオススメな方法です。
また、悔しさをバネにできるような方には最適な環境だと言えるでしょう。
大変な環境に属する事で、失敗がより大きな失敗となり、成功もより大きな成功となるでしょう。
さらに、そのような環境にはメンタル最強の人たちがいます。
メンタル最強の人と一緒に行動することで、失敗をどう受け止めるのか、またどう次に活かすのかを考えることが出来るようになります。
メンタルを鍛えるためには一歩踏み出すことも大事なことになるでしょう。
まとめ
メンタルには個人差があります。
しかも自分にどのくらいのメンタルが備わっているのか、正確に測る方法はありません。
メンタルを鍛えようと思っている方は、まずはメンタルの回復に目を向けましょう。
そうしないと自分で自分を潰してしまう可能性があります。
回復したという判断は、キレイな景色を見に行くとわかると思います。
そのときに「キレイだ」とか「癒される」という風に感じたらメンタルは正常です。
「飽きた」とか「興味がない」という方は要注意です。
回復したと判断してから、メンタルを鍛える方法を実践に移しましょう。
私は簡単な筋トレを日課にしています。
筋トレする前に目標を決めることで、自己肯定感も高められるのでオススメです。
ここまでいろいろ語りましたが、自分のメンタルを鍛えられるのは自分だけです。
焦らずゆっくりとメンタルと話しあいながら、進んでいきましょう。
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